Polaris Studio記事
あなたの絵は、あなたのものです
2026-09-09
「つくる」機能で使う立ち絵や持ち込み素材の著作権は、当然ですが利用者さんご自身のものです。この当たり前のことを、設計でもきちんと守りたいと思っています。
画像の合成処理は、お使いの端末(ブラウザ)の中だけで完結します。当方のサーバーにもAIにも送信されません。フレームと立ち絵を重ねる作業も、フィルターをかける作業も、全部お使いのスマホやPCの中だけで起きていることです。
ただし例外が2つだけあります。フル機能会員が「マイ作品ライブラリ」への保存を選んだ場合(完成画像、最大20枚まで)と、公開用プロフィールのアイコンとして画像をアップロードした場合です。この2つは、利用者さんご自身の明確な操作があった時だけ、当方のサーバーに保存されます。それ以外の場面で画像がサーバーに送られることはありません。そして、この2つの場合も含めて、保存された画像をAIの学習に使うことは一切ありません。
「AIっぽい素材」ではなく「あなたが描いた・選んだもの」を大事にしたい。その気持ちを、設計そのものに込めています。
こういった話を書くと「なぜそこまで気にするのか」と思われるかもしれません。理由は単純で、イラストや立ち絵は配信者さんにとって、ただの素材ではなく、ご自身やイラストレーターさんが時間をかけて作り上げた大切なものだと考えているからです。それを気軽に外部へ送信したり、意図しない形で利用したりすることは、どれだけ便利さと引き換えであっても、やってはいけないことだと思っています。
技術的な仕組みについても、もう少しだけ補足します。おはVやサムネイルを作る際の画像合成は、ブラウザに搭載されているCanvasという描画機能を使って、お使いの端末の中だけで処理を完結させています。立ち絵とフレームを重ねる、フィルターをかける、文字を入れる。こうした一連の作業は、いわば端末の中で完結する「その場限りの作業」であり、外部と通信する必要がそもそもありません。だからこそ、通信させない設計をそのまま実現できています。
例外として挙げた2つの場面、フル機能会員の「マイ作品ライブラリ」への保存と、公開用プロフィールのアイコンアップロードについても、なぜサーバー保存が必要なのかをご説明します。マイ作品ライブラリは「別の端末からでも過去の作品を見返せるようにしたい」という声から生まれた機能で、公開用プロフィールは「リスナーさんが開いたときに表示するため」に画像をお預かりする必要があります。どちらも、利用者さんご自身が明確に「保存する」「公開する」を選んだときだけ動く仕組みで、意図せず画像が送信されることはありません。
こうした設計は、正直なところ地味で、機能として目立つものではありません。それでも、安心して使い続けていただくための土台の部分だと思っているので、今後も一切妥協せずに守っていきます。
こうした話は、コラムのような形できちんとお伝えしないと、なかなか届きにくいテーマだとも感じています。だからこそ、機能紹介の合間であっても、こうした裏側の話を折に触れてお話ししていくつもりです。気になることがあれば、この記事に限らずいつでもお気軽にお問い合わせください。
正直にお話しすると、この設計を選んだことで、実装がシンプルにならなかった部分もあります。サーバー側で処理した方が、対応できる表現の幅や処理速度の面で有利な場面もあったはずです。それでも、利用者さんの立場に立った時に一番安心できる形を優先したい、という判断でこの設計を選びました。便利さと引き換えにしてはいけないものがある、という考えは、これからも変えるつもりはありません。