Polaris Studio記事
なぜ、この画面なのか。配信を「戦績」として残すということ
2026-09-07
Polaris Studioは、ダークHUD基調のゲーム風UIを採用しています。
配信の記録は、毎日繰り返し開くものだからこそ、パッと見て気分が上がるデザインにしたいと思いました。落ち着いた暗めの背景に、ゴールドとラベンダーの光を効かせた配色は、スタイリッシュでかっこよく、長く見ていても目が疲れにくいのが特徴です。
配信を頑張った1日を、ただの数字の羅列ではなく、ゲームの「戦績画面」のように残したい。そう思って、ホーム画面は現在のランクやXPバー、今日のミッションが並ぶCOMMAND DECKという形にしています。表示している数値は全て実際の記録データで、それらしく見せるための架空の数字は一切使っていません。週次アドバイスも、試合結果のようなMATCH RESULT形式で届きます。
自分の配信を、胸を張って残せる「戦績」にしたい。この画面には、そんな気持ちを込めています。
配色についても、もう少し詳しくお話しします。背景は完全な黒ではなく、わずかに青みを帯びたダークネイビーを基調にしています。真っ黒だと圧迫感が出やすく、長時間見ていると目が疲れやすいのですが、少し青みを足すことで画面に奥行きが生まれ、同時に視認性も保てることが分かりました。アクセントカラーのゴールドは達成や進捗を示す場面に、ラベンダーは落ち着いた情報表示の場面に、それぞれ役割を分けて使っています。色の意味が統一されていることで、パッと見ただけで「これは良い知らせ」「これは通常の情報」と直感的に判断できるようにしています。
COMMAND DECKという名前のホーム画面についても補足します。現在のランクやXPバーは、記録データを元に自動で計算される数値で、配信を続けるほど蓄積されていく仕組みです。今日のミッションは、配信予定カレンダーと連動して表示される、その日にやるべきことの一覧です。ゲームのクエスト画面のような感覚で、日々のタスクを整理できるようにしています。
フォントにもこだわりました。数字部分には、桁が変わっても横幅が揃う等幅フォントを採用しています。地味なようで、日々数字を見返す機能だからこそ、桁ズレによる読みにくさを無くしたいと考えた結果です。見出しには少し角ばった書体を使い、ゲームのステータス画面らしい硬派な雰囲気を出しています。
このデザインは、最初からこの形にたどり着いたわけではありません。何度か配色やレイアウトの案を作り直し、実際にスマホの画面で長時間表示させてみて、目が疲れないか、情報が探しやすいかを確認しながら詰めていきました。地味な作業の積み重ねですが、毎日開くものだからこそ、こういう部分にこそ手を抜きたくないと思っています。
配信ツールのデザインというと、明るくポップな見た目を選ぶ方向性もあったと思います。それでもあえてダークでゲームらしい方向に振り切ったのは、配信という活動そのものが持つ「熱量」や「積み重ね」を、画面のトーンでも表現したかったからです。可愛らしさよりも、格好よさや達成感を優先したデザインだと捉えていただけたら、意図が伝わりやすいかもしれません。
アイコンやボタンの一つひとつも、既製のアイコン集からそのまま持ってくるのではなく、ゲームのステータス画面らしい統一感を意識して選び直しています。角の丸み、線の太さ、光の入れ方。細部まで揃えることで、機能同士がバラバラに見えず、ひとつのアプリとしてまとまりのある印象になるよう心がけました。地味に時間のかかった作業ですが、こうした積み重ねが「なんとなく使いやすい」につながると信じています。
アニメーションの入れ方にも気を配りました。数字が切り替わる瞬間や、達成した時のちょっとした演出は、あくまで控えめに。派手な演出で気を引くのではなく、操作の結果がきちんと画面に反映されていることが伝わる程度の動きにとどめています。毎日触るものだからこそ、飽きの来ない落ち着いた動きを選びました。